嵐しょーせつ。Part4
第7章 2つの心
雅「、、なぁ。」
和「んだよ、」
雅「お前、いつまでそうしてるの?学校どうすんの。」
もう欠席してから丸々半年。
雅「先生心配してるよ?試験受ければ出席日数も稼げるって」
正直高校に行っていても、、何をしたいのかわからない。
大学やら就職やら、、
和「別に高校は義務教育じゃねーし。強制的に行かなくていいんだからさ。ほっとけよ。」
それに、、今更行っても、、また輪の中に入れないし。
雅「、、、そっか、」
和「なんで兄貴がそこまで言うんだよ。」
雅「、、だって、寂しいから。」
、、え、?
雅「俺たち双子でいつも一緒にいて仲良しでさ、、高校もせっかく同じところに行ってるんだからさ、、」
兄貴は少し涙ぐんでいた。
だから、なんでお前がそんな顔すんだよ。
雅「、、和也、学校一緒に行こう?俺だけじゃない。翔たちだってお前に会いたがってる。」
和「、、、」
雅「お願い。一緒に行ってよ。」
俺は黙って立ち上がり自分の部屋に閉じこもった。
和「、、くそっ、、」
あんな風にお願いされたら、、どうしたらいいのかわからないじゃん。
ほんと、、バカ兄貴
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