嵐しょーせつ。Part4
第7章 2つの心
雅「昔から、勉強もゲームも野球も、、全部和也の方が出来て、、俺はいつも追いかけるのに必死だった」
和「、、、」
雅「だから、、俺が唯一出来ることって言ったらお前を守ることしかなかったんだ。それだけは絶対にやり抜くって、そう決めてんだ。」
公共の場で、、しかもクラスメイトが聞いてる中、
兄貴が想いを伝えてくれた。
最初は、俺だけが違うって思ってた。
だって、しっかりしてるし、何もかも出来て、、
、、ただ羨ましかっただけなんだ。
でも、、兄貴も同じだったのかな、?
雅「、、、」
和「、、、バーカ。」
雅「、、え、?」
和「落ち込んでるとか、兄貴らしくないから。」
雅「和也、、」
和「、、、ごめん。俺、、お前にたくさん迷惑かけて、、ほんとごめんなさい。」
久々に自ら頭を下げて謝った。
俺にとっての家族は兄貴しかいなくて、、この先ずっと兄貴だけ。
だから、、素直になればいいんだ。そうしよう。
和「、、、雅紀。なんか、喉乾いた。ジュース買いに行こ!」
雅「え?わぁ、」
いきなり手を掴んで引っ張ったから、兄貴はビックリしていたけど、、笑っていて、
雅「、、何飲む?」
和「、、これ。」
雅「オッケー。」
兄貴は、お金を出して俺に買ってくれた。