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ひなたぼっこ~PerfectRomance~

第1章 ひなたぼっこ


つまりは、小梅は相葉さんの欲望を早く果たしたいがために勢いで付けられた名前なわけで

それに納得出来るかと言われたら、はっきり言って出来ない

だけど、相葉さんが寝かそうとして「小梅」と何度も呼ぶのを聞いてるうちに猫の顔が「小梅」の顔に見えてきて、ついでに言えば響きも何か可愛いかもなんて思えてきて

思わず口の中で「こうめ」とムグムグ呟いてみたら違和感もなくて

「小梅、そこでねんねだよ」

苦戦している相葉さんを援護するべく、俺もその名前を受け入れていた

まあ、名前の由来?はこの先誰にも言えないのがなぁ…

櫻井さんたちなら、絶対「何で小梅?」って聞いて来そうだ

まさか「発情した相葉さんの勢いの思いつき」とはさすがに恥ずかしくて言えないから、これは後で相葉さんに考えてもらおう

だって何かあるからこの名前が出てきた事は間違いないんだし

……そこまで考えてから、今の状況に改めて気がついた

今、相葉さんを援護したら、俺も早くシたいって思ってるみたいじゃん!

「違うもん!」
「え?」

慌てて相葉さんから離れた俺は、顔を真っ赤にしながらプルプルと必死に首を横に振ってごまかした

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