無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

だらん、と脱力する身体が相葉さんから一瞬離れ、ベッドに沈んでいく

寝心地重視で買ったそれが、重みを受けて少しだけ歪な音を立てた

「んぅ…っ」

仰向けになっている俺に覆い被さるように相葉さんが迫る

頭を包むように抱えられ、再び口内を貪られれば、俺もその熱を求めて自分から舌を絡めていく

さすがにもう、全て受け身とはならなくなった

だって俺だって相葉さんに抱かれたい

思い切り愛されたい

力の上手く入らない両腕を持ち上げて、唇が離れないように相葉さんの首に巻き付かせた

それを合図とするかのように一層深く犯される口腔は、お互いの唾液が交わっていやらしい音を響かせる

「ふ、ぁ…」

容量をオーバーした唾液が口の端から零れ、すかさずそれを相葉さんの舌がなぞった感触に背中がしなる

「あ…っ」

口元からするりと首筋に移った舌が、敏感な鎖骨に触れた

相葉さんのせいで、何でもなかった筈の肌のあちこちがやたら敏感になっているのが悔しい

止めて欲しいような、このまま舌を這わせていて欲しいような、奇妙な感覚

そして、頭を抱えてた腕はいつの間にか離れていて、舐めた鎖骨の辺りを撫で始めていた