
ひなたぼっこ~PerfectRomance~
第1章 ひなたぼっこ
撫でる手のひらは迷う事なく腋下に回って身体のラインを確かめる
「…っ」
それだけで喉が一瞬詰まったように肩が揺れたのを、相葉さんが見逃すはずはなかった
「相変わらず敏感」
「うるさ、…っ」
揶揄するようにクスクス笑いながら、滑らせた手が前に回れば
「あっ、ちょ…!」
その手は当然のように殊更弱い箇所に触れられる
長い間、弄られ続けたそこは、女じゃないのにやたら過敏になっていて、軽く指先が触れるだけでビリビリとした感覚に襲われた
「ん、ふあ、あ、…っ」
くりくりと相葉さんの節張った2本の指が、胸の先を捏ねている
鋭い感触の中からじわじわと疼いてくるのは甘い痛み
快楽には、何度触れられても慣れる事なんてないから、その度に息を飲むはめになる
「んっ、ん、ぁあ…っ、や、」
きつく摘ままれた後に、先だけをくにくに転がしたり、かと思えばピン、と指先で弾いたり
胸だけの刺激で背中のびくびくは止まらなくて
震える手でかろうじて相葉さんにしがみつくしか出来ない俺は、相葉さんの思い通りにしかならなくなる
