
友達のままがいい
第2章 現在
そんな事を考えていると我が家に到着して部屋に向かった。
あまり物を持たない私の部屋は殺風景で必要最低限のものしかない。
ベッドとコタツとTVとパソコンしかない寂しい部屋だった。
だけど、コタツは大好きで則ちゃんもコタツが大好きだった。
今の家にはないらしく、家に上がるなりコタツにもぐりこむ。
急いでコタツのスイッチとエアコンを入れて部屋を暖めてあげると、いつの間にか規則正しい寝息が聞こえ始めてきた。
その寝顔を見ていると自然と手が伸びて頬に触れた。
何度も何度も頬をなぞり則ちゃんの体温を感じる。
こんな時じゃないと触ることもできない。
「則ちゃん…」
小さく…本当に小さく則ちゃんの名前を呼んだ。
「そんなに…彼女のこと好きだった??それだけ真剣だった?」
あまり聞けなかった元カノの話し。
彼女と別れてこんなに落ち込んでいるのは初めてだった。
いつもは愚痴を聞いて飲んで笑って帰る頃には元気になっていたのに、今日はいつもより早いピッチで強いお酒を飲んで1時間もしないうちに許容範囲を超え酔っ払ってしまった。
こんな則ちゃんは初めてで、それだけ本気の恋だったんだろう
あまり物を持たない私の部屋は殺風景で必要最低限のものしかない。
ベッドとコタツとTVとパソコンしかない寂しい部屋だった。
だけど、コタツは大好きで則ちゃんもコタツが大好きだった。
今の家にはないらしく、家に上がるなりコタツにもぐりこむ。
急いでコタツのスイッチとエアコンを入れて部屋を暖めてあげると、いつの間にか規則正しい寝息が聞こえ始めてきた。
その寝顔を見ていると自然と手が伸びて頬に触れた。
何度も何度も頬をなぞり則ちゃんの体温を感じる。
こんな時じゃないと触ることもできない。
「則ちゃん…」
小さく…本当に小さく則ちゃんの名前を呼んだ。
「そんなに…彼女のこと好きだった??それだけ真剣だった?」
あまり聞けなかった元カノの話し。
彼女と別れてこんなに落ち込んでいるのは初めてだった。
いつもは愚痴を聞いて飲んで笑って帰る頃には元気になっていたのに、今日はいつもより早いピッチで強いお酒を飲んで1時間もしないうちに許容範囲を超え酔っ払ってしまった。
こんな則ちゃんは初めてで、それだけ本気の恋だったんだろう
