
友達のままがいい
第6章 未来
その日は、それ以上の事は何もなくベッドに移動して、後ろから則ちゃんに抱きしめられる恰好で眠りにつく。
だけど、ずっと好きだった人に抱きしめられて眠れるわけがない。
それ以上に彼の男の証が背中に当たっていて、気になって眠れない。
私のために途中で我慢してくれた。
途中で我慢することがどれだけしんどい事なのか分からないわけではない。
私でさえ身体の芯が熱を帯びておさまる気がしない今、男性である彼が簡単に鎮まるわけがない。
「・・・起きてる・・・?」
「ん・・・起きてるよ…文香は眠れない?」
後ろにいる則ちゃんに声をかけると、間を置かずに返事がかえってきた。
それは則ちゃんも眠れなかったということ。
「…則ちゃん…ごめんね…」
「…どうした??」
私の髪の毛を優しく撫でながら聞く則ちゃんに、言いにくいけど言葉にする。
「…我慢させてるよね」
「ん?」
「さっきから…則ちゃんのが…背中に当たってて…我慢させてごめんね…」
「あぁ…それね…」
私の言葉の意味を理解した則ちゃんは、少し腰を引いて距離を取ってくれた。
だけど、ずっと好きだった人に抱きしめられて眠れるわけがない。
それ以上に彼の男の証が背中に当たっていて、気になって眠れない。
私のために途中で我慢してくれた。
途中で我慢することがどれだけしんどい事なのか分からないわけではない。
私でさえ身体の芯が熱を帯びておさまる気がしない今、男性である彼が簡単に鎮まるわけがない。
「・・・起きてる・・・?」
「ん・・・起きてるよ…文香は眠れない?」
後ろにいる則ちゃんに声をかけると、間を置かずに返事がかえってきた。
それは則ちゃんも眠れなかったということ。
「…則ちゃん…ごめんね…」
「…どうした??」
私の髪の毛を優しく撫でながら聞く則ちゃんに、言いにくいけど言葉にする。
「…我慢させてるよね」
「ん?」
「さっきから…則ちゃんのが…背中に当たってて…我慢させてごめんね…」
「あぁ…それね…」
私の言葉の意味を理解した則ちゃんは、少し腰を引いて距離を取ってくれた。
