
友達のままがいい
第6章 未来
「あっ…いや…ダメ…あぁぁぁ…」
先ほどまで頭の片隅にあった事も忘れ、与えられる快楽に身を委ねると、より気持ちよさが増していくのが分かった。
必死に則ちゃんの腕に捕まり、身体をよじり快楽から逃げようとしても、それを則ちゃんは逃がさない。
がっちりと私を包み込み激しく突き上げる。
「…あっ…ダメダメダメダメ…あぁぁぁぁぁ」
絶叫とともに身体が激しくのけぞり始めてイッった。
だけど、一度絶頂を迎えた身体を容赦なく何度も突いてくる。
突かれるたびに快楽が身体を突き抜けていき、身体が壊れてしまうんじゃないかと思うほど感じた。
「アアッ…イクッ…文香ッ…イクッ…」
最後に一番奥まで突いて止まった則ちゃんは、脱力するかのように私の上に身体を預けた。
お互いに荒い息をしながら、それでも幸せだけは感じた。
心も身体も繋がれた幸せと安心感。
今まで生きてきた中で一番幸せな瞬間だった。
「文香…」
「んっ…何…?」
まどろみかけた意識の中で則ちゃんの声が聞こえた。
「文香…愛してる…これからもずっと…愛し続けるよ…」
