
友達のままがいい
第2章 現在
月半ばの金曜日は、さほど忙しくはない。
ただアクシデントが起きない事だけを祈りながら黙々と仕事をこなし、無事に終業のチャイムが鳴ってほっとした。
久しぶりに彼と会えるというのに、一秒たりとも無駄にはしたくなかったから。
『優秀な文香は定時に仕事終了!!
則ちゃんは終わったの?』
更衣室で着替えながら則ちゃんにLINEを送ると、すぐに既読になり返事が返ってくる。
『お前、遅すぎ~(笑)
それで優秀って言うなよなぁ(笑)
角のコンビニで待ってるから即効で来いよ!!
5分以内にこなかったら、お前のおごりなっ』
にやにやしながら打ち込んでる姿が目に浮かぶ。
「むかつく…好きなのに、むかつくんですけどぉ~…?言われなくても即効で行くに決まってるじゃないの」
悪態をつきながら、それでも今から会えることに自然と笑みがこぼれる。
朝選んだ洋服に着替え、簡単に化粧をなおして会社を後にした。
いつもは行きつけの居酒屋で待ち合わせが多いから、事務所を出て200m先のコンビニまで迎えに来るのも珍しい。
それでもそれがデートの様でうれしい。
ただアクシデントが起きない事だけを祈りながら黙々と仕事をこなし、無事に終業のチャイムが鳴ってほっとした。
久しぶりに彼と会えるというのに、一秒たりとも無駄にはしたくなかったから。
『優秀な文香は定時に仕事終了!!
則ちゃんは終わったの?』
更衣室で着替えながら則ちゃんにLINEを送ると、すぐに既読になり返事が返ってくる。
『お前、遅すぎ~(笑)
それで優秀って言うなよなぁ(笑)
角のコンビニで待ってるから即効で来いよ!!
5分以内にこなかったら、お前のおごりなっ』
にやにやしながら打ち込んでる姿が目に浮かぶ。
「むかつく…好きなのに、むかつくんですけどぉ~…?言われなくても即効で行くに決まってるじゃないの」
悪態をつきながら、それでも今から会えることに自然と笑みがこぼれる。
朝選んだ洋服に着替え、簡単に化粧をなおして会社を後にした。
いつもは行きつけの居酒屋で待ち合わせが多いから、事務所を出て200m先のコンビニまで迎えに来るのも珍しい。
それでもそれがデートの様でうれしい。
