
友達のままがいい
第2章 現在
コンビニに近づくと、コーヒーを飲んでいる彼を見つけて自然と足が止まった。
ただそこに立っているだけなのに周りがキラキラと光っているように見えるのは、それだけ私が彼を好きな証。
「おっ!!マジで5分以内に来やがった」
彼は私に気がつき笑顔を向けてくれる。
その笑顔がまぶしくて、今の心を誤魔化すために私じゃない私を演じる。
「おごり阻止!!」
仁王立ちになり勝ち誇って言葉にする私に、彼は大笑いをする。
「どや顔で言うなよ」
そう言いながら、ポケットから缶コーヒーを取り出し私に投げ渡す。
「とりあえず、おつかれさん」
「はぁ~??飲みに行く前に缶コーヒー??ありえないよ。美味しくビール飲むために水分断ちしてるのに」
受け取った缶コーヒーを投げ返すと、彼は先ほどよりも豪快に笑い私の頭をくしゃくしゃと触る。
「どれだけビール好きなんだよ。水分断ちしてるならさっさと飲みに行くか」
「やったぁ~」
「お前と飲みに行くのが一番楽しいわ」
その一言で悩んでいたことも吹き飛んだ。
今だけ…今だけは笑っていようと彼と並んで歩き出した。
ただそこに立っているだけなのに周りがキラキラと光っているように見えるのは、それだけ私が彼を好きな証。
「おっ!!マジで5分以内に来やがった」
彼は私に気がつき笑顔を向けてくれる。
その笑顔がまぶしくて、今の心を誤魔化すために私じゃない私を演じる。
「おごり阻止!!」
仁王立ちになり勝ち誇って言葉にする私に、彼は大笑いをする。
「どや顔で言うなよ」
そう言いながら、ポケットから缶コーヒーを取り出し私に投げ渡す。
「とりあえず、おつかれさん」
「はぁ~??飲みに行く前に缶コーヒー??ありえないよ。美味しくビール飲むために水分断ちしてるのに」
受け取った缶コーヒーを投げ返すと、彼は先ほどよりも豪快に笑い私の頭をくしゃくしゃと触る。
「どれだけビール好きなんだよ。水分断ちしてるならさっさと飲みに行くか」
「やったぁ~」
「お前と飲みに行くのが一番楽しいわ」
その一言で悩んでいたことも吹き飛んだ。
今だけ…今だけは笑っていようと彼と並んで歩き出した。
