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俊光と菜子のホントの関係

第28章 特別編『菜子の誕生日お祝いデート(後編)』


 上手い具合に、お母さんが袋に入れてくれたのが、一番お気に入りの下着だし。

 更に上手い具合に、『0.01(避妊具)』だって……あるし。

 何で0.01があるのかと言うと――もし、いつかどこかで突然、オーマイガーやり直しチャンスがやってきて。だけどその時、俊光君の手元になくて『おぉーう、なんてこったい!』って困り果てたとしても、私が『安心して下さい、持ってますよ!』と、すかさずフォロー出来るように、常日頃、密かに持ち歩いていたから。

 それに、アソコの鬼激痛に耐えられるように、特訓もしてきたもんね。

 明里に思いっきり腕をつねってもらったり、鼻の穴に割と太いペンを明里にガッツリ突っ込んでもらったり、瞼に洗濯バサミを挟んで明里に一思いに引っ張ってもらったり。うう……あれらの特訓は、ホントに痛かったよー。

 これであとは、俊光君がその気になってくれたら、

 今夜こそ……


(菜子……)

(俊光君……)


『*。・+・。ポワン。・+・。*』


 っ、どっひゃーーーーっ!!


 ちょっとポワンと妄想しただけで、私の興奮ボルテージが、針を振り切りマックスに! 頭に血が上(のぼ)ってクランクランしてきちゃった。

 危ない危ない。このままのぼせ上がったら、素敵な旅館の温泉で土左衛門になっちゃう。夜風にでも当たって、頭と体をクールダウンさせようっと。

 私はフラフラしながら、お外の露天風呂の方へと出た。


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