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キミの事、こんなに好きになるなんて

第5章 もっと知りたいって

いつもの個室のある店に予約を入れた。

ミオ「兄貴まで、すいません。」
「人数多いほうが楽しいし。」
ミオ「レオ良かったね。」
腕を引っ張って顔を覗き込んで喋るミオの頭を撫でるレオン。
さっきから一言も喋らないレオン。
ミオ「兄貴、人見知り激しくてすいません。」

部屋に入って席に着く。
適当に注文する。

しばらくすると運ばれてくる料理。
ミオが食べようとするとレオンが止める。
ミオ「食べ過ぎるなって言ってるんです。パフォーマンスする時、持ち上げられないって(笑)」
ウト「いつ練習してるの?」
ミオ「仕事終わって毎日です。」
ユーダイ「今日も?」
ミオ「します。」
ルカ「えっ?」
レオンがミオの腕を引っ張って
ミオ「レオ、なに?」
小声?どんだけの人見知り?
ミオ「レオ、いいの?」
レオンが、なにやら頷いて
ミオ「食事が終わったら、皆さんなにか予定ありますか?」
「俺は、ないけど。」
みんな予定がなく
ミオ「私達の家に来ませんか?」
「えっ?いいの?」
ミオ「はい。」


食事を済ませて、マネージャーの車で家に送ってもらい待ってもらって着替えを用意して車に乗り込むを繰り返してミオの家に、お邪魔させてもらった。
一軒家なのは、びっくりした。
ミオ「冷蔵庫も勝手に開けてもらってもいいですよ。ゲームもどうぞ。私達、地下にいるので。」
「地下?」
ミオ「はい(笑)」
ウト「一緒に行っていい?」
ミオ「いいですよ。」

地下室の扉を開けると真正面の壁は鏡になっていた。
練習着に着替えたミオとレオンは背中合わせに立つと音楽が流れ始める。
何度も何度も練習をしてる姿が凄すぎて、俺達は一歩も動けずにいた。
お互いにダメなところは、何度も練習して、最後は動けないほどだった。

「ここで、いつも練習してるの?」
ミオ「はい。」
急に立ち上がったミオはレオンに近付いて
ミオ「いい加減にしてよ!!なにをそんなに焦ってるのよ!!そんなんじゃリフト出来ない!!」
レオンも立ち上がってミオを見下ろして怒ってる。
ミオ「私達と違うのよ!!プロなの!!そんな風に怒らなくてもわかってる。でも、いつものレオじゃない!!今日は、もうやめる。」




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