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家庭教師ヒットマン リボーン!小説・バレンタインは大騒動!?

第5章 雲の守護者

「はぁ…。しかしお昼、どこで食べよう? このままじゃ食いっぱぐれちゃうよ」

そろそろ腹も空腹を訴えかけてきた。

今までは妙な緊張をしていたせいであまり食欲は無かったが、それが解けた途端、気も体もゆるんでしまったようだ。

「外で食べるって言ってもなぁ…。一人じゃ味気無いし。かと言って教室に戻る訳にもいかないしな」

「なら、こっちで食べる?」

「こっちって…って、うわあ!」

いつの間にか校舎近くに来ており、しかも開いた窓からヒバリが肩肘を付いてこちらを見ていた。

「ヒッヒバリさん? いつからそこに?」

「キミが笹川と別れた時ぐらいかな? 察するに、昼食まだなんだろう?」

「お察しの通りで…」

思わず力が抜けてしまう。

「なら、風紀委員室で食べれば? 応接室だからお茶も飲めるよ」

「いっ良いんですか?」

「ダメなら誘わない」

「あっ、そうですよね。それじゃあ…お言葉に甘えます」

「うん。先に行ってる」

そう言ってヒバリは窓をしめて歩き出した。

いつもなら受けない誘いだが、今日ばかりは特別。

この後も逃げ回ることを考えれば、食事は取っておいたほうが良い。

弁当箱を抱え、走り出した。

応接室前でヒバリに追い付いた。

「おっお待たせしました」

「今日は随分運動したみたいだね」

「ええ、まあ…」

体力もそうだが、気力の方も随分消耗している。

先に応接室に入ったヒバリに続いて、中に入る。

中は暖房が入っていて、暖かい。

だが人気は無いようだった。

「あれ? 他の風紀委員達の人はいないんですか?」

「パトロールと貰ったチョコの検査に行ってる。今日ばかりは人手が足りないからね。僕も今から昼食なんだ」

年中行事は何かと揉め事が起こりやすい。

…それにも増して、チョコの検査があるとなれば、忙殺なのではないのかと思ってしまう。

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