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甘いキスを君に

第4章 資料室

「先輩…そういうことしないでください。勘違いしちゃいますから」

「俺は…割と本気で南九条のこと好きだけど」

そこまで言って、俺はハッとした。

資料を探しに来たはずなのに、彼女に勝手に告白して、ましてやキスをしてしまったなんて。

「ごめん…俺…」

「先輩…私も先輩のこと好きですよ…?」

彼女からの思いがけない告白。

俺の思考回路は、一気に停止した。

そして、さっきよりもずっと深く唇を重ねた。

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