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甘いキスを君に

第4章 資料室

「んっ…」

資料室に、俺たちの舌が絡まる音が響く。

クチュッ、クチュッ。

しばらくして、俺たちはやっと唇を離した。

「先輩…私、南九条美波っていうんです。これからは、下の名前で呼んでください」

「わかった。急にキスしてごめんな」

「大丈夫です。先輩のこと、好きですから。また、誘ってください」

彼女はそう言って、資料室を出ていった。

俺は思った。

"あの唇を俺だけのものにしたい"

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