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甘いキスを君に

第6章 告白

「とりあえず、一区切りしたよ。ランチ行こうか」

そう言って声をかければ、嬉しそうに俺のところへやって来る。

まるで、飼い主を待ちわびていた仔犬のようだ。

「先輩、何食べたい気分ですか?」

「俺は基本なんでもいいから、美波が決めな」

彼女のこと、初めて呼び捨てにした。

なんだかものすごく照れくさい。

彼女も照れているのか、耳まで真っ赤にして俯いている。

その姿が可愛くて、キスしたくなったが今は我慢だ。

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