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甘いキスを君に

第6章 告白

「ランチセット、お待たせ致しました〜」

しばらく見つめあっていると、店員さんの明るい声が響いた。

「はい、ありがとうございます」

彼女がお礼を言って、ランチセットを受け取る。

「好きだ…」

「え?」

「美波のことが、好きだ」

俺は、はっきりとそう告げた。

本当はこんなつもりじゃなかった。

もっと、ムードが良いところで告白するつもりだったのに。

なぜかわからないが、勝手に言葉が口から飛び出していた。

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