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甘いキスを君に

第2章 出会い

一週間後、俺の職場に新入社員が来ると噂があった。

どうせ、大学を出たばかりの元気に満ち溢れた青年だろう。

俺は勝手にそんな想像をしていた。

「おーい、朝のミーティング始めるぞー」

やる気のない声で、課長が言う。

「はーい」

俺たちもやる気のない声で返す。

「ほれ、早く早く」

今日の課長は機嫌がいい。

何かあったのだろうか。

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