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甘いキスを君に

第14章 不調

「分かってるよ。仕事中にかけてごめんね」

「おう。帰りに家行くから」

「ありがとう。仕事頑張ってね」

「おやすみ。ゆっくり休めよ」

「うん、おやすみ」

そう言って、通話が途切れた。

今日は征弥の声が聞けないと思っていたから、征弥の声が聞けて私は嬉しかった。

具合が悪い時は好きな人の声に励ましてもらうのが、一番だ。

私は征弥に言われた通り、もう一度眠ることにした。

大人しくしてないとなんて怒られるかわからないし。

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