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勝手に運命感じてます

第2章 あれから半年



「で、今はまだ三時間目?」

「もうお昼だよ」

「あ、そうなんだ……」


 先輩……屋上にいるのかな?

 会いたい。


「ちょっと私、屋上に……あっ……」


 ベッドから降りようとしたら視界がグラつき、凛ちゃんに支えられた。


「バカ郁っ! 寝てなきゃダメだよ!」

「でもっ……」


 それでも、何とかして会いに行きたいと考えていたら、戸がガラーッと開く音がした。


 入ってきたのは、保健の先生とかじゃなくて――


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