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気象系黄色ちゃん受けの短編集

第4章 もしかして…な朝(MN)

Mside





風呂から出てきたニノは
リビングのソファーにちょこんと座った。




とりあえず無言は耐えられないから

コーヒー飲むか聞いてキッチンに逃げてきた。





さっきから頭の中を支配するのは


昨日の出来事、の妄想。




俺どんな風にニノを求めたんだろう…



どこまでやっちゃったんだろう…





ニノの服を脱がす俺…



ニノのあちこちを撫で回す俺…



俺の下で啼くニノ…






ああああああああぁぁぁ…!!




考えると頭パンクしそうになる…!!





そもそもなんで俺はニノを抱いたんだ?


抱かせてくれって言ったのか?




飲んでた店からの記憶が無い。





そりゃニノは華奢で小柄で可愛いけど…


メンバーとして大好きだけど…





もしかして自分の知らないところで
恋愛感情生まれてたのか…?



大好きってなんだろう。




ニノを抱きたいと…?




ニノは受け身で俺について来てくれるし
確かにこんな人と一緒になりたいと
思うことは結構あった。




俺の理想のタイプはニノなんだと思う。



はっきり言えば、ニノが好きだ。




抱きたいなんて思ったことなかったけど
思っちゃダメなんだって自己暗示してたんだ…


多分そう。



本当は俺のものにしたかったんだ…





まさかその思いが暴走して、、、




もうコーヒー上手く作れたかわかんねぇ…








「あのさぁ……」



「ん…?」






「もし……口にできるとしたら……


その……昨日何があったか教えて欲しい…」





「……」





「最低なことした……だろ…?


ちゃんと謝りたいから……


フラッシュバックして辛かったら


それ以上言わなくていいから……」










「……分かった…」



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