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俺の変カレ

第2章 番外編1

約1時間半後、十望はベロンベロンに酔っ払っていた。

「海堂さーん、加持さんって彼女さんいないんですかね?」

十望は今にもテーブルに突っ伏しそうな上半身を肘で支えるというだらしのないポーズで、海堂と話をしている。

「洋太は女とセックスしたことない上に、女とも付き合ったことないぞ」

「どぅえー、まじっすか」

十望は驚きのあまり、上半身がピーンと伸び、目を見開かせた。

「洋太には内緒だよ」

海堂は十望のリアクションを見て微笑した。

「もちろんっす、俺、言わないっす。でも加持さんってちょっと真面目腐ってるけど、すんげーイケメンだし、意外と優しいのに…… 不思議だなぁ〜」

ついに十望はぼそぼそと話しながらテーブルに突っ伏してしまった。

「おっと、十望君大丈夫?」

十望は何の反応も起こさない。

「洋太のド変態、知ったらびっくりするだろうな」

静かに寝息をたてはじめた十望の髪の毛を撫でながら、海堂はそっと呟いた。



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