
俺の変カレ
第1章 俺の変カレ1
「英治は彼氏と最近どう?」
那智は酒を一気飲みしている英治に話しかけた。
「どうもこうも、すっげーかわいいよ」
英治はだらしない笑みを浮かべた。
「はいはい、幸せそうでなによりだね」
那智は自分で話を振っておきながら、英治の受け答えに少しだけイラッとした。
「そう言えば、Mっぷりは変わらないの?」
那智は英治の彼氏の性癖が特殊であることを思い出した。英治は洋太と付き合いたての頃、那智に洋太の性癖について少しだけ話したことがある。隣で井上はかなり驚いた顔をしていた。井上にとっては初耳なのである。洋太はイケメンかつ弁護士であるのでそんな性癖があるのは意外だったのだろう。
「それが、悩みの種なんだよねー」
英治は今朝の出来事を思い出した。英治が横になっていたソファーの後ろで呟いた洋太の一言である。
「どんな?」
「俺の性癖に付き合わなくていい的なことを言われて……」
「なるほど、でも付き合ってばっかって訳じゃないのに今更どうしたんだろうね」
那智は推理ドラマに出てくる探偵のようなポーズをとった。
「なんか難しいよね」
英治はため息をついた。
那智は酒を一気飲みしている英治に話しかけた。
「どうもこうも、すっげーかわいいよ」
英治はだらしない笑みを浮かべた。
「はいはい、幸せそうでなによりだね」
那智は自分で話を振っておきながら、英治の受け答えに少しだけイラッとした。
「そう言えば、Mっぷりは変わらないの?」
那智は英治の彼氏の性癖が特殊であることを思い出した。英治は洋太と付き合いたての頃、那智に洋太の性癖について少しだけ話したことがある。隣で井上はかなり驚いた顔をしていた。井上にとっては初耳なのである。洋太はイケメンかつ弁護士であるのでそんな性癖があるのは意外だったのだろう。
「それが、悩みの種なんだよねー」
英治は今朝の出来事を思い出した。英治が横になっていたソファーの後ろで呟いた洋太の一言である。
「どんな?」
「俺の性癖に付き合わなくていい的なことを言われて……」
「なるほど、でも付き合ってばっかって訳じゃないのに今更どうしたんだろうね」
那智は推理ドラマに出てくる探偵のようなポーズをとった。
「なんか難しいよね」
英治はため息をついた。
