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出会い系で出会った慎二と初めて不倫をしてしまった。正樹には後ろめたさを感じていたが、相手をしてくれない正樹が悪いんだ、と千晶は自分に言い聞かせていた。

そんな時、千晶に一通のメールが届いた。

『この前は返事ありがとうございました。今日は講義がないんで暇なんですが、良かったら会えませんか？』

初めて利用した出会い系で、慎二ともう一人、直メをするようになっていた21歳の大学生の子だった。

名前は翔という子で、写メを交換した印象は今どきの子のようにチャラくはなく、童顔でさわやかなタイプだった。

慎二とのセックスから数日が経過していた。その間、出張でいない日もあったが正樹は、千晶を求めてくることはなかった。

慎二に買ってもらったおもちゃで、慰めてはいたが、また身体は男の味を欲しがっていた。

二つ返事でOKのメールを翔に送った。

(今どきの若い子って、どんな下着が好きなのかなぁ…)

そう考えながら千晶は下着選びをした。なるべくセクシーなのを…と思い。黒の上下セットのTバックの下着を身に纏った。

その日も春先だったが汗ばむ陽気だった。千晶は相手に合わせて、なるべく若く見えるように、と
白のシフォンシャツとデニムのショートパンツといった出で立ちで待ち合わせ場所へ向かった。

翔は車を持っていないとゆうことで、千晶が車を出した。待ち合わせ場所に到着すると、すでに翔は待っていた。

「翔くん？お待たせー」

普段はおとなしい千晶だが、相手が若い子とゆうことで軽い感じで話しかけた。なんとなく自分自身が学生時代に戻ったような感覚だった。

車に乗り込んできた翔は、近くで見ると、さらに幼く見えた。周りから見ると、カップルじゃなくて姉弟に見えるんだろうなとも思っていた。

この前、慎二と会ったこともあるし翔が年下とゆうこともあってか、不思議と緊張はそれほどしていなかった。むしろ翔の方が緊張している様子だった。

「こうゆうので会うのって初めて？」

車の中で、千晶が訪ねる。

「あ、はい…なんかメッセージやり取りしてても、いつも急に来なくなるんで…」

おそらく相手はサクラだろう。出会い系サイトの女性はサクラが多いらしい。翔も散々お金を遣わされたらしい。学生としたら出費は大きいが社会勉強になっただろう。

そうこう色々話しているうちに車はホテルに到着した。