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初めての密会

第2章 出会い系

『はじめまして、28歳の主婦です。旦那とはセックスレスで欲求不満です。お互い秘密を守って楽しめる方、お返事お待ちしています。』

千晶は、メッセージを打ち込んで待機していた。自分の性欲を満たしてくれるなら誰でもよかった。

学生時代に友達が酔った勢いで、出会い系に登録したことを思い出していた。その友達が興味本位で「どんなキモいメッセージ帰ってくるんだろ?」と冷やかしでメッセージを送ったことがあった。その時の返信内容は、ほとんどが援交目的で寒気がした。

しばらくすると千晶のスマホが立て続けに鳴り響き、男性からのメッセージが届いた事を通知するメールが10件近く送られてきた。

出会い系は基本的に女性は無料なサイトが多いが、男性は有料なことがほとんどのせいか、いきなり連絡先を送ってきている人も多かった。

いくら誰でもよいとはいえ、すぐに連絡するのは怖い。そういったメッセージや内容的に、これはちょっと…といったメッセージを避けて返信していった。

その時に返信したのは、40歳の既婚の男性と21歳の大学生の男の子だった。

40歳の男性はメッセージも落ち着いていて、お互い既婚で秘密を守れそうな感じがしたし、21歳の男の子に返信したのは、しばらく若いエキスを味わっていなかったから…とゆう気持ちもあった。

しばらくサイトでメッセージのやり取りをしてから二人とも直メのアドレスを交換した。

大学生の男の子は学校の講義中とゆうことで後日、会うことになり、その日は40歳の既婚男性と会うことになった。仕事はサービス業で、たまたま休みだとゆうことだった。

男性は慎二とゆう名前だった。送られてきた写メを見る限り、逞しい感じで年齢より若々しくみえた。メールのやり取りの中で、多少Sが入っているとゆうことだった。Mっ気の強い千晶は、すでに気持ちが高ぶっていた。

千晶は慎二に少しでも喜んでもらえるようにと思い、透けたレースの白の上下の下着を身に纏い、紺色のミニワンピに白のカーディガンといった出で立ちで、サングラスをかけて待ち合わせ場所へと向かった。

ある春先の汗ばむ陽気の日のことだった。

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