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好 き と は 真 逆 で

第3章 好きってどういうものだっけ

遥「なになになに〜?もしかして恋のお悩みかしら?」










く、食いついたぁあ








嬉しそうな遥にコクっと頷く







遥「え!!誰っ」





美咲「それは......その、」




できるだけ遥の近くに行って小声で耳打ちする




美咲「西野 陽向太くん」



遥「えぇ!?にし...「しーーー!!」










相当びっくりしたのか


大声を出す遥。








遥「なんで!」





美咲「...それが、ね......実は」









私はキス以外のこと全てを話した






4年前から好きでいてくれたこと



肝試しでお姫様抱っこされたこと。











遥「めっちゃかっこいい!」






美咲「うん...」







遥「付き合わないの?」






美咲「付き合うって両思いってことでしょ?私...恋愛として好きなのか、、まだよくわからない」









突然好きって言われて




キスされて








そりゃあ、ドキドキしたよ?





嫌とも思わなかった。




でも、勢いだったんじゃないかって



本当は拒む必要があったんじゃないかって...。











色々考えてしまうんだ。










遥「悩むんだ美咲」





謎な事を言われる



美咲「へ?」





遥「悩んで、悩んで、自分で答えを出すんだよ?自分で気づかなきゃ意味が無いからね」








さすがだ






私と違ってすっごく冷静








遥「まぁ、進展の報告待ってるからね?」








またニヤニヤする遥






相変わらず、人の色恋沙汰が好きな子だ









美咲「遥のも聞きたいんだけどな〜?」






遥「好きな人出来たら言うよ、

じゃあそろそろ寝よっか」







美咲「うん!おやすみ」













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