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記憶色フレア

第1章 告白

角度を変えて何度も口付けて。

指を絡ませあって、唇を舐められ、舌が私の中に入ってきて…


「っ…!」

「っごめん…」


びっくりした私に気づいて、慌てて離れる映司先輩…


「ちが……」


映司先輩の服を握って、私からキスする。


「…いいの…?」

「ん…ちょっと、ビックリしただけ……」

「驚かせてごめんね。嫌だったら、すぐ教えて……
 背中叩くとかしてね」


再び映司先輩の舌が私の咥内に…


「んっ…ふ…ッ」


舌が絡みついて……歯列をなぞられて……

映司先輩とする深いキスは、ものすごく変な気分になる…

えっちなのに、優しい感じもするし…

頭がぼーっとして、でももっとしたくて…


「っはぁ…は…」


離れた唇の間、お互いの唾液が糸を引いて垂れる。

映司先輩がそれを指で絡め取って舐めて…

その仕草がすごく……色っぽい……


「にゃあ」


ミエコの鳴き声。まるでタイミングはかってたみたい…


「ミエコ、ごめん。今日は相手できない…」


映司先輩が話しかけながらミエコを抱き上げて、窓から外に出す。

撫でられたミエコは、察したかのようにすぐ去って行った。

ミエコを見送った映司先輩は、窓とカーテンを閉め、
部屋の電気を間接照明に変える。


「千絵、こっちおいで」


ベッドに座りながら私を呼ぶ映司先輩…


「いっぱい可愛がってあげる……」


やたらその言葉に興奮してしまったのは、ここだけの秘密…。。。。

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