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君の囚われた能力

第2章 第2章 君の能力

次の日、ご飯のいいにおいがして
目が覚める。

私「あ、もう朝かな。」

ベッドから起き上がると、あの男がご飯を用意してくれていた。

男「お~やっと起きた~?
ヨダレといびき、凄かったよ♪」


私「え、うそーーっ!?」

男「うそうそ♪」

私(うそかい!
まあでも、もしそうだとしても
からかってくれた方が助かるな…)


私「そういえば朝になったならカーテン開けてもいいですか?」
と言いながらカーテンを開ける。

私「え、暗い…
それに、すごい綺麗な星空!
って宇宙??!」


男「そうだよ。気づかなかった?
ここは宇宙船だよ。
地上は危険だからね。」

私「そ、そうだったんですか。
全然気づかなかったです…

(地上の方が危険って…
この人達は何をしでかしたんだろう…)」


男「さあ、冷める前に早くご飯食べちゃって。
もう少ししたらあの方の尋問が始まっちゃうよ。」


私「あ、はい…。
(尋問かあ。こわいなあ。
何を聞かれて何をされるんだろう。)

恐怖でご飯が喉を通らない…。



男はそんな私の横に座り
男「大丈夫。俺がそばについてるから。
なんから俺が尋問してやろうか?」

と言って、私のバスタオルを剥がそうとしてくる。


私「わ、きゃっ。私、まだバスタオルのままだった。
あの、服はないんでしょうか…。」

おそるおそる聞くと、

男「あるよ~。あるけど地味だもん。
だから俺があのセクシーな服にすり替えてあげたんだよ。」

私「あれは服じゃなく下着です!
あんな下着で外に出られないし、そもそもほかの人にセクシーな私を見られてもいいんですか!?

……///
(って私、なんてこと言ったんだろ。
この男の彼女でも何でもないのに…。)

男「……ああ、それはそうだね。
僕も君のいやらしい姿、他の男に見せたくないや。

じゃあ、しょうがない。
この服着てみてよ。」

と、クローゼットの裏に隠れていた白色のワンピースを渡してくれた。


私「な、なんだ、全然可愛いじゃないですか。
じゃあ早速着てきます。」
と、足早に脱衣所に向かった。


私(あ~もう、私のばかばかっ。
あんな彼女みたいなセリフ言っちゃって…

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