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伯爵様と奥様の、愛し愛する性生活

第1章 Ⅰ






月の光は、人の心を狂わせる。


窓から差し込む銀色の光は、薄暗い寝室をぼんやりと照らした。



1日の役目を終えた執事たちの気配もなく、屋敷は静寂に包まれている。



そんな屋敷には、今宵も広い寝室の大きなベッドの上に、最愛の妻を愛でることに夢中な夫と、それを必死に受け止める健気な小さき妻がいるのみだ。



2人が夫婦の契りを交わしてから1ヶ月。


毎夜毎夜飽きもせず、夫エドガーは、妻アイリスと共に愛の営みに浸るのである。





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