伯爵様と奥様の、愛し愛する性生活
第1章 Ⅰ
「…どうした、足をもぞもぞさせて」
エドガーが愉快そうに、赤い実を唇に添えたまま言う。
その息と振動が濡れた先端を掠め、またアイリスは吐息をついた。
無意識に太ももを擦り合わせ、さらに感じたい快感を紛らわせる。
「ん…っなんでも、ありませ……」
「嘘をつけ。腰が揺れてるな……。秘密はここにあるのかな」
「あっ…!?」
ふいに彼の手が、足の付け根の間を弄り、思わずその手を掴んだ。
「ま、待ってっ…そこを触っちゃ……ぁっ」
付け根の間の穴に、グッと人差し指が下着越しに押し込まれた。
くちゅっといやらしく音が鳴る。
自分の股の間から発した音だとは思えず、アイリスは羞恥で泣きそうになった。
「濡れてるな…」
「んっ…ぁ、お許し、くださ……、エドガー様…っ」
「お前は本当に感度がいい。乳首を舐めただけで、こんなに蜜が溢れるのか」
ペタペタと湿った下着に指を当てられ、アイリスは声も出せない。