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淫乱調教

第1章 プロローグ

それからメールのやり取りが始まった。雑談を交えて、過去の男性経験やセックスの内容。また、してみたいことや願望など、恥ずかしいと思いつつも、赤裸々に聞かれたことは素直に答えた。

不思議な感覚だった。リアルに知り合った男からなら、聞かれても絶対に答えないことまで答えている自分がいた。顔も知らない相手だから答えれることができるのもあるかもしれないが、相手に好感を持っているのは間違いなかった。

『もし、あんなさんさえイヤでなければ、お会いする事を前提に通話してみませんか?電話でも通話アプリでも、なんでもかまいません。』

メールのやり取りをしているうちにS男から提案があった。あんなも直接、話してみたいと思っていたところだった。返信のメールにLINEのIDを送った。

「もしもし、あんなさん?はじめましてS男です。」

しばらくしてLINE電話が鳴った。低くて甘い声だった。あんなの好きなトーンの声だった。

「は、はじめまして、よ、よろしくお願いします…」

緊張と動揺で、しどろもどろになってしまった。

「あはは、そんなに緊張しないでください。でも、あんなさんのように素敵な方からの調教依頼があって、こちらもドキドキしていますよ。」

「素敵だなんて…そ、そんなことないです…」

恥ずかしがりながらも内心は嬉しかった。社交辞令的なものだとわかっていても、褒められて悪い気がする女子はいない。それからは世間話など、とりとめのない話をした。

「そういえば、あんなさん。毎日オナニーしてるってメールで言ってましたよね。」

「は、はい…毎日…しています…」

唐突に聞かれて、あんなは焦った。S男の声のトーンが、少し変わったような気がした。

「ふふ、いやらしい子は好きですよ。もっともオナニーじゃ満足できないから体験調教に応募されてきたんでしょうけど。ね、あんなさん?」

口調は丁寧だが、辱しめられている気がした。寝起きから二度もオナニーしているのに、また身体が疼きはじめていた。

「は、はい…い、いっぱい気持ちよくしてほしいです…」

「ふふ、素直でいい子ですね。もしかして今も調教されることを妄想して濡らしてるんじゃないですか?」

「は、はい…S男さんに…調教されることを妄想して…お、おまんこ…濡らしています…」

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