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淫乱調教

第4章 本格調教開始

そして日曜日がやってきた。先週の体験調教の後に主従関係を結んだS男の本格的な調教が今日から始まる。

『皆様、おはようございます。今日から御主人様に本格的に調教していただきます。淫乱変態ペットあんなの、いやらしい姿を、また皆様に御覧頂けると思うとドキドキします。』

あんなは『調教日記』にコメントを残してから準備を始めた。

シャワーを浴びてからレザーのミニスカートを履いた。膝上10センチくらいの短いスカートだが、セクシーなタイトスカートでお気に入りのスカートでもあった。それから白のシャドーストライプのブラウスを着る。生地は薄手だが、鏡の前で確認すると、乳首や乳輪は透けてはいなかった。ただ、ノーブラなのはわかってしまうかもしれない。この格好で街中に出ると思うと、あんなは恥ずかしくなってきて身体を熱くさせた。そして、ロングブーツを履いて外に出ると、天気は良かったが少し肌寒い感じだった。その肌寒さが、あんなの火照った身体に心地よく気持ちよかった。

駅へと向かい、電車に乗り込む。ここまで、すれ違った人や電車に乗っている人が、みんなあんなの姿を見ているような錯覚に陥った。ふと辺りを見回しても、誰もあんなに視線は向けていない。

(もし、下着をつけていないのがバレたらどうしよう…)

そう思うと早く電車を降りたかったが、電車の時間が通常の何倍もの時間に感じられた。そして電車を降りると、そそくさと待ち合わせ場所のカフェに向かった。

カフェに到着すると、あんなは前回と同じように入口付近で立って待っていた。その間、大勢のお客さんが出入りしていた。あんなは恥ずかしそうにモジモジとしながら立っていた。しばらくして、待ち合わせ時間になってもS男は姿を現さなかった。

(渋滞とかで遅れてるのかなぁ…)

S男にLINEしようとしたが、思いとどまってしばらく待ってみることにした。それでも、5分、10分と経つが、まだS男は現れない。心配になってLINEしてみようとバッグの中からスマホを取り出そうとしたら、なんとS男は店内から出てきた。

「ふふ、あんなのことじっくり店内から観察させてもらったよ。モジモジして…恥ずかしかったんだろ?」

S男は調教の時の口調で耳元で囁いてきた。

「は、はい…い、いえ…嬉しいです…」

「ふふ、恥ずかしいと言うと、またお仕置きされると思ったかい?」

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