【new】淋しがり屋のドロップス
第3章 全ては君のために
漸く落ち着いたせいか、自分でも制御しきれない、不安も辛さも合わせて一気に隻をきった様に涙が溢れ出した。
「あぅっあっ、ぅぅう、あれぇっうっうっ」
「夜空どうしたの?」
急に泣き出した僕をゆっくり持ち上げて膝に乗せる。まるで赤ちゃんみたいにポンポンと優しく背中を撫でられた。
気恥ずかしい気もするけど安心して余計泣けた。
「ごめんね、っっ仕事行っていいよ」
「って、こんな強く襟元握られてたら…」
「っわぁっご、ごめ…」
離そうとする僕を体ごと引き寄せて
強く抱き締められる。
「我慢しなくて良いよ。夜空の我儘なら何でも聞けるくらい俺も夜空の事好きなんだから」
なんだろ、大好きだなんて改めて聞くと胸がキュンとした。いつもなら僕も大好きだよって言い返すのに何故か気恥ずかしくなった。
「ほら、ね」
「うっ、ううう」
でも、でも、もう、僕はイッチャンの優しい声や大きな体の暖かみに心が緩んでしまい、子供みたいに泣いてしまった。
イッチャンにしてみれば僕もまだまだ子供かもしれないけど、
誰かの胸で泣きじゃくるのは、やっぱり僕の歳では無いことで、恥ずかしかったり、甘えられて嬉しいなって思ったり、
泣いてる理由も、日向のせいだけじゃないのも見透かされてるような気もして余計切なくなって涙が溢れてしまった。
「あぅっあっ、ぅぅう、あれぇっうっうっ」
「夜空どうしたの?」
急に泣き出した僕をゆっくり持ち上げて膝に乗せる。まるで赤ちゃんみたいにポンポンと優しく背中を撫でられた。
気恥ずかしい気もするけど安心して余計泣けた。
「ごめんね、っっ仕事行っていいよ」
「って、こんな強く襟元握られてたら…」
「っわぁっご、ごめ…」
離そうとする僕を体ごと引き寄せて
強く抱き締められる。
「我慢しなくて良いよ。夜空の我儘なら何でも聞けるくらい俺も夜空の事好きなんだから」
なんだろ、大好きだなんて改めて聞くと胸がキュンとした。いつもなら僕も大好きだよって言い返すのに何故か気恥ずかしくなった。
「ほら、ね」
「うっ、ううう」
でも、でも、もう、僕はイッチャンの優しい声や大きな体の暖かみに心が緩んでしまい、子供みたいに泣いてしまった。
イッチャンにしてみれば僕もまだまだ子供かもしれないけど、
誰かの胸で泣きじゃくるのは、やっぱり僕の歳では無いことで、恥ずかしかったり、甘えられて嬉しいなって思ったり、
泣いてる理由も、日向のせいだけじゃないのも見透かされてるような気もして余計切なくなって涙が溢れてしまった。