【new】淋しがり屋のドロップス
第3章 全ては君のために
「パパとママにも会いたいし、二人がいたらなって、僕ももっと遊べたかなって…ぅ、うう」
「うん」
「でも、僕には夢もないし、取り柄もないもの。皆とはちがうんだ」
「うん」
「だから、少しでも出来ることや居場所がほしかったんだっ
夜空が居てくれて良かったって、思える人で居たかった」
「うん」
「本当に何もなくて家の事やって目をそらしてるだけなんだ。不安ばかりなのに…」
「偉い、偉い。いつも頑張ってるもんね、夜空。大丈夫だよ、夜空は将来の心配なんてしなくて。それに、あいつらが特別過ぎるんだ。
オレだって高校卒業するまで将来の事なんて考えなかったし、華の事なんて考えてもなかったよ。夜空の歳ではそれが普通だから」
「本当?」
「別に珍しくないよ。大体、あの青空だって、腕一本骨折したら、グズ以下にしかならないんだから。
家事できる方が貴重ですよ」
優しく頭を撫でられてもう、言葉もめちゃくちゃで顔もグチャグチャなのに、
イッチャンはずっと優しく抱き締めて慰めてくれている。
嬉しい
「他にもあるだろ?」
叶わない…全てイッチャンに見透かされてるみたいで、
全て吐き捨ててしまおうと思った。
「う、うん、昨日は……そんな事悶々と考え込んでリビングでいつの間にか寝ていたんだ。そしたら……急に……日向にキスされた」
「……え」
「ちんちん触られた!!もぅ、怖いよっ帰りたくない!!!ぅうう」
「……」
「うん」
「でも、僕には夢もないし、取り柄もないもの。皆とはちがうんだ」
「うん」
「だから、少しでも出来ることや居場所がほしかったんだっ
夜空が居てくれて良かったって、思える人で居たかった」
「うん」
「本当に何もなくて家の事やって目をそらしてるだけなんだ。不安ばかりなのに…」
「偉い、偉い。いつも頑張ってるもんね、夜空。大丈夫だよ、夜空は将来の心配なんてしなくて。それに、あいつらが特別過ぎるんだ。
オレだって高校卒業するまで将来の事なんて考えなかったし、華の事なんて考えてもなかったよ。夜空の歳ではそれが普通だから」
「本当?」
「別に珍しくないよ。大体、あの青空だって、腕一本骨折したら、グズ以下にしかならないんだから。
家事できる方が貴重ですよ」
優しく頭を撫でられてもう、言葉もめちゃくちゃで顔もグチャグチャなのに、
イッチャンはずっと優しく抱き締めて慰めてくれている。
嬉しい
「他にもあるだろ?」
叶わない…全てイッチャンに見透かされてるみたいで、
全て吐き捨ててしまおうと思った。
「う、うん、昨日は……そんな事悶々と考え込んでリビングでいつの間にか寝ていたんだ。そしたら……急に……日向にキスされた」
「……え」
「ちんちん触られた!!もぅ、怖いよっ帰りたくない!!!ぅうう」
「……」