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【new】淋しがり屋のドロップス

第5章 おまけ#R18#

おまけ

日向、絶対許さない。

「あの……イッチャン……恥ずかしいんだけど」
「見せて貰わないと、治療できないから、ほら、ねっ?」

夜空は日向にレイプ紛いを先日され、股間が擦りむけたらしい。
先ほど仕事上がりに廊下でしゃがみこんでる夜空を見つけ、事情を聞いた。
日向も良い度胸している。

「うっ」

ベッドにズボンを剥いだ状態で寝かせた。
まぁ、真面目な話、状態によっては即病院の可能性もあるし恥ずかしがる夜空を遮って股を割った。

「良かった。本当に少し赤くなってるたけだ。
パンツに擦れてヒリヒリしてたんでしょ?」

けど、本音は日向と対して変わらない下心ありきだ。
だいたい、何故、夜空の此処を掴んだ初めての相手がオレではなく、日向だったのか。
それだけでも腹が立っている。

「…っう、うん、あの余り触らないでっ痛い…から」
「薬塗ったら終わりにするよ」

絶対許さない。
夜空の此処はオレが開発してやる予定だった。それは今も変わらない。
家族でもないオレが誰よりも特別な位置に立つ為の戦略や、
アホ夜空の無防備さに欲情して押し倒そうとする自分を自制したり、どんだけ努力したと思ってる。
容易く日向に渡す訳がないし、寧ろ、日向にはそんな隙すら与えてやるつもりもなかった。

「…?」
「ッチ」
(イライラする)

救急箱から取り出して来た軟膏を手のひらに乗せる。

(まぁしかし、いつ見ても)

夜空のそこはまだ剥けてなくて日向に負った傷でほんのり赤くなっていた。

「イッチャン?」
(ふむ……)
「きゃぅっっ、ちょっ、ちょっと握っ」
「ねぇ、夜空ってさ毎日、何回くらいオナニーしてるの?」

高校生にしては綺麗過ぎるそこは本当に子供みたい。

(個人差あるにしても幼すぎる)
「や、やめてっ」

一先ず、軟膏は付けず逆の手で
触診するように皮を摘まんで引っ張ってみた。
夜空の顔は直ぐに真っ赤になり、今にも火が出そうだ。

「うっ…いやぁ!!」
(かっわいいの)

逃げようとする腰を掴んで下半身の動きを止める。

「逃げちゃダメだよ。今、夜空の此処、他にも怪我してないか見てるんだから」
「ぅっ本当?」
「うん」

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