【new】淋しがり屋のドロップス
第6章 頭痛の種は何だったのか
あぁ、雨が煩い。
「お!お前って、夜空の弟の日向くん?」
次から次へと今日は邪魔が多い。
声の方を見上げてみると階段から降りてきたのは煩そうで馬鹿そうな高等部の奴だった。
頭もピンクに染めてまるで馬鹿青空みたいだ。
「……」
「感じ悪いなぁっ」
「……」
サボりに来たのなら別の所に行けば良いのに態々、中等部まで来て文句を言いに来たのか。
「ねっなに聞いてんの?」
「…は?」
「へぇ!J-POP とか聞くのなぁ」
理解できない。
初対面の相手に馴れ馴れしい。
大体、こういうタイプが一番嫌いだ。
空気読めよ。
「勝手に隣に座るなよ」
「いいだろ!減るもんじゃないんだし。大体、お前の場所じゃないじゃん、ここ」
「はぁ、ったく、もうそれ、あげる。いらない」
これ以上かかわり合いたくなかった。
今日は早退しよう。
そう思ってデジタルオーディオごと彼に向かって放り投げてやった。
よく知らない女の子からの貰い物だし、思い入れもない。
そんなに聞きたいのなら一人で聞けばいい。
「はぁ?お前、ちょっと頭可笑しいんじゃねぇの?」
「何?」
すると彼はいきなり喧嘩を売るような物言いで取っ掛かってきた。
「お!お前って、夜空の弟の日向くん?」
次から次へと今日は邪魔が多い。
声の方を見上げてみると階段から降りてきたのは煩そうで馬鹿そうな高等部の奴だった。
頭もピンクに染めてまるで馬鹿青空みたいだ。
「……」
「感じ悪いなぁっ」
「……」
サボりに来たのなら別の所に行けば良いのに態々、中等部まで来て文句を言いに来たのか。
「ねっなに聞いてんの?」
「…は?」
「へぇ!J-POP とか聞くのなぁ」
理解できない。
初対面の相手に馴れ馴れしい。
大体、こういうタイプが一番嫌いだ。
空気読めよ。
「勝手に隣に座るなよ」
「いいだろ!減るもんじゃないんだし。大体、お前の場所じゃないじゃん、ここ」
「はぁ、ったく、もうそれ、あげる。いらない」
これ以上かかわり合いたくなかった。
今日は早退しよう。
そう思ってデジタルオーディオごと彼に向かって放り投げてやった。
よく知らない女の子からの貰い物だし、思い入れもない。
そんなに聞きたいのなら一人で聞けばいい。
「はぁ?お前、ちょっと頭可笑しいんじゃねぇの?」
「何?」
すると彼はいきなり喧嘩を売るような物言いで取っ掛かってきた。