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魅せられて

第1章 依頼

なのかの脇に来ている。
「なのかさん、ありがとう。」
なのかは全裸になると両腕で体の前面を隠して立ちつくす。なのかはいつの間にか乳房と秘部を隠そうとしている。その手を西寺は優しくつかんで、ゆっくりと外させた。そして、全裸の身体を優しく見つめた。

「どんなポーズがいいですか?」
「両手を頭の後ろに回して組んで。」
躊躇いながらも、ゆっくりと体から両腕を離し、言われた通りにした。肌は抜けるように白く、細いウエストのくびれが強調する胸と尻の膨らみは最高の曲線を作っている。


 言われた通り、手を頭の後ろで組んで、身体を反らせた。
「これでいいですか?」
なのかが聞く。西寺がなのかの後ろに回って、ポーズを作っていく。
「うんいい感じ」
数分描いた。
なのかは照れくさいのか。笑っていてもかなり表情は引きつっていた。それでも時間が経つといつもの素顔が戻ってきた。
「次は腹這いだな。膝は曲げたままで両手を前に出して」
なのか が腹這いになる。 
「そうだね」
はい、と言いながらなのか は両手を伸ばす。
前方へ伸ばし、体を倒す。言われたとおりの姿勢だ。ポーズを決めたが西寺はなのかの体を少し起こした。
「いや、恥ずかしい」
「大丈夫、大丈夫」
西寺はなのかのお尻を軽く叩いていった。
なのかは思わず身体を反応させ
「あぁ」
と声を上げた。西寺は聞いてない振りをした。

しばらく描いていたが
「うん、どうしようかなそのままお尻を高く上げてね」
指示通り、前傾の姿勢のまま腰を高く上げていく。
「しばらくそのポーズのままでいて疲れたら 休憩をしよう。」
なのかはポーズを崩さない様に無言で頷いた。

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