
溺愛執事達
第1章 私の執事 1
「はあ…今日起こすのは私の役目なのに…景斗が来るとは…。」
ボソボソと聞こえるか聞こえないかの声で呟く結斗を無視している景斗は
コツコツコツ
景斗は私と目が合うと私の前で来て止まり私の手を握るとニコッと優しい笑顔で微笑んだ。
彼もまた私に仕えている執事です。
名前は宮下景斗。
「おはようございます悠里様!遅かったので様子を見に来ました。調子悪くはありませんか?」
「おはよう景斗。ごめんね遅くなって。私は今日も元気だよ!」
「それならよかったです!では参りましょうか。はいお手を」
「ありがとう。景斗」
差し出された手に手を重ねてようやく部屋から出た。
