テキストサイズ

それはインキュバスが教えてくれた。

第3章 ロミオの身体

 わたしは柔らかなロミオの身体を抱いていた。しっとりとした肌のふわっとした胸の膨らみに顔を埋める。ピンク色のその先端を口に含み、もう一方のソレを手のひらで包んで揉む。ロミオの身体が女性と同じでも、全く気にならなかった。
 
「ああ……、ジュリアっ……」
 
 ロミオの甘え泣くような声。
 
「ロミオ、気持ちいい?」
 
 ロミオの胸の膨らみの下の筋肉質の腹筋がギュッと引き締まる。わたしはロミオのお臍に舌を這わせる。
 
「ああっ、んん……」
 
 その度に、ロミオの腹筋が緩んでは引き締まる。男の子のようなオチンチンのない下腹はまばらな茂みがタマゴ型に形作っていた。
 
 わたしは毛づくろいをするようにロミオの柔らかな茂みを指の先で弄り、唇で啄んだ。ロミオ筋肉質で長い脚の膝を曲げ、Mの形に開く。と、両脚の間には赤味がかったふっくら柔らかそうなハート型の女の子の場所があった。しっとりとした砂糖細工でこしらえたように滑らかなそこに唇を当て、指先で左右に開いた。
 
「ああ……ジュリア……きみは恐れないのか。僕が……、僕の……」
 
「だって、ここは、男も女もないんでしょ?」
 
 ロミオの筋のようなそこから樹液が湧く。キラキラとロミオのそこが潤ってくる。わたしはそれを舌先で丹念に舐め取ってゆく。
 
 わたしはロミオの背中に手を回す。強くハグした。
 
「ジュリア、背中……背中は止めてくれっ……」
 
 ロミオは珍しく大きな声を出した。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ