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僕はアノ音を聞いてしまった。

第2章 マサミ叔母さん

「んん……」
 
 再びマサミが息む。
 
「ああ……叔母さんの花の蕾がフウっと膨らんで……」
 
 絡んでいた花びらを徐々に解きながら露が溢れ始める。それが複雑に絡んだ肉の花びらを小刻みに震わせ、飛び出したそれが小気味よくシャーッという音を立てながら小さく孤を描いて便器に散る。
 
 :
 
 やがて、それは小さな滴に変わった。そこは洪水が引いたあとのようになった。
 
 独特なアンモニアの臭いが狭い手洗いに広がる。
 
 淳也は生唾を飲んだ。
 
 ペニスと尻が繋がる奥の筋肉がギュ、ギュッと搾られるような感じがした。何度も、何度も……。
 
 ――で、出るかも……。
 
 淳也は肛門の筋肉を締めて気張る。

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