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僕はアノ音を聞いてしまった。

第4章 真珠の肌と透明な肌

『お姉さま……これ……お姉さまの……匂いです』
 
 かすれた声が言うと透明な背中が丸まった。声はチュッチュッという何かに吸い付くような音に変わり、その音にネットリとした粘り気のある音が加わる。
 
 ――キ、キスされてるのか……。
 
『うふふ、ああ……私の……エッチな匂い』
 
 再び粘り気のある音が広がった。
 
 :
 
 今、正にマサミと透明な肌の少女が抱き合っているのだ。淳也は無意識に自分のジャージ下を膝まで下ろして、自分のペニスを扱いた。マサミの寝室の前で、熱い呼吸とともに……。
 
 淳也は脳裏に再生した。昨日、手洗いで目にしたマサミの妖しげなチューリップの花びらと、そこが水分を含み膨らむ場面を……。
 
 ペニスの付け根が絞り出しを開始する。

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