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僕はアノ音を聞いてしまった。

第4章 真珠の肌と透明な肌

 ――んんん……。
 
 淳也は熱いものを絞り出そうとする筋肉を止めようとした。
 
 バチンと頭の中が弾けるが、腰を引いてその波に堪える。
 
 ――で、出る……。
 
 身体の奥が撃ち出しを開始した。まぶたの裏に銀色の閃光が飛ぶ。
 
「あ、ああ……んっ、ん……おっ、おお……」
 
 絞り出された白濁がビャッビャッと音を立てて散った。全身の毛穴が開いたような快感に身体が震える。
 
 ふぅ……。
 
 草をむしった時のような青臭い匂いが廊下に広がった。

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