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僕はアノ音を聞いてしまった。

第4章 真珠の肌と透明な肌

 臀肉から窺えるマサミの花びらが膨らみながら解ける。赤みがかったピンク色のその内側はふつふつと蜜が溢れている。
 
 ――叔母さんのあそこ、薔薇みたいだ。
 
 真珠のような手の甲が両脚の間から伸びる。人差し指はその縁に添え、中指が夜露が輝くフリルに沿い撫でる。それが吸い付くように指に絡みつく。生き物のように……。その指は二度、三度と自分の蜜の溝を行き来する。

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