テキストサイズ

僕はアノ音を聞いてしまった。

第5章 ライチのように

 マサミは後ろを振り返った。アーモンドのような目が淳也を見る。
 
「お姉さまあ……私……」
 
 恭子が鼻にかかった声で呼ぶ。
 
 ベッドサイドに座る淳也の前にマサミが立つ。たわわに実った二つのメロンと両側に張った筋肉質の腰のラインが引き締まったウエストのラインを際立たせている。そして、贅肉のない下腹には固そうで黒々とした茂みがある。それは、真珠のように白い肌にはアンバランスだ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ