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「ねぇ、シテみようか。セックス……。チビ淳？」
　
　吐息のような恭子の声がやけに熱く、秘密じみていた。
　
「でも、ノダキョー……？」と、淳也が言い終える前に恭子の温もりに包まれる。男と女が一緒に寝ると子供ができる、と誰かが言ってたのを思い出した。
　
「うん……大丈夫。こうするのよ」
　
　自分の固い胸に触れるその柔らかな膨らみのことより、ギンギンに固く背伸びをした『淳也』が柔らかな恭子の下腹の辺りに密着している方が気になる。恭子の腕が背に回り、彼女に引き寄せられる抱きつく。首筋にかかる熱い息がこそばゆい。
　
　恭子の両脚が淳也の腰を包み込む。折れそうなくらいに細い両腕に背を引き寄せられた。
　
「……動いて。淳也」
　
　熱を帯びたような恭子の声がした。
　
「えっ？」
　
「おちんちん、擦り付けるの。私に……、こうして……」
　
　恭子の腰が淳也に擦り付けるようにごそりと動いた。ペニスがまた背伸びをしたのが分かる。
　
「うん……」
　
　熱い粘り気が今にもパンクしてしまいそうなペニスの腹にあった。淳也はそれを恭子に擦り付けるように腰を動かす。
　
「ん、んん……あ、あ……んう……」
　
　淳也の動きに合わせ、細く透明な喉が苦し気な呼吸をもらした。淳也が聞いたことのない声を聞きながら、腰を揺らし恭子の柔らかい部分に押し付ける。
　
　淳也の瞼の裏で、眩しい光の玉が大きくなり弾けた。
　
「ああ、ノ、ノダキョー、ぼ、僕……」
　
　臀の筋肉が痛い程に収縮し始めた。塊が臀の方からペニスを駆け上がる。小水を我慢するように腹に力を込めた。
　
「お、オシッコ……？」
　
「い、いや、分らないけど……なんだか……んっ……も、漏れそう」と淳也が言ったあと、いつもはだらしなく垂れた淳也の小袋と臀の間の筋肉が痙攣を開始した。
　
「ダメ、淳也っ……トイレ……」
　
「ん……っ……ああ……もうガマンでき……ない……」
　
　淳也は小水を止めるときのように臀の筋肉に力を込める。
　
　寒気のような震えが淳也の背筋を駆け上がった。