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インターセックス

第2章 性差別の始まり

 児童福祉課の山崎涼子が運転する車に乗せられ僕が児童養護施設に連れられていったのは、深夜だった。そこは、2階建ての宿舎のような佇まいだった。深夜の施設は、玄関だけが明るく灯り重苦しい雰囲気が漂っていた。

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