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インターセックス

第1章 性転の霹靂

 こうして美容院を後にして次にティーンズ向けのかわいい洋服が並ぶ店に入る。
もう、こうなることは、想像していた。この人は、僕を女の子にしようとしている。でも嫌な気持ちでは、なかった。と言うより変身していく自分が楽しかった。ワクワクするような、胸が踊るような不思議な高揚感に包まれていた。ついさっきまで過ごしていた暗く湿った部屋。そして空腹でこのまま死んでしまのでは、と言う絶望感から変貌していく自分。生まれてはじめて味わう高揚感に引きずり込まれていく自分がいる。

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