インターセックス
第13章 親友
でも、幸いにもスカートがそれを隠してくれる。
試着室のカーテンを開ける。
「どう? ゆい。似合う?」
「おー、いけてるじゃん。似合うわー。どれどれ」
ゆいが手を伸ばしスカートをめくる。
「いやーん!」思わずスカートを抑える。
ああ、顔から火が出るほど超恥ずかしい。
何が恥ずかしいって思わず女子っぽい悲鳴を上げてしまったことが恥ずかしい。
「あー、かわいい。夏音ってかわいい」ゆいちゃんが笑いながら私を見てる。
「やめてよー。恥ずかしいじゃん」
カーテンを締めて慌てて着替える。
「開けないでね。脱いでるから」
「開けないわよ」
ああ、どうしよう。私にもこんな一面があたのか。自分でも再発見だった。
顔のほてりとドキドキが中々収まらない。
水着を手にしてレジに向かい買い物を済ませた。
隆一が売り場の向こうで水着を眺めながら立っている。
「よう! どう。決まった?」と隆一が私に聞いてくる。
「まあね。超ハイレグ」
「ウッソー、ホントかよ」
「うっそよ」
「ハイレグじゃないけど可愛いわよ期待してな」とゆいが言う。
「おお! いいね。ところでさ、今度の日曜。チケット取ったから。ほれ、これ見て」
隆一のスマホに『入場チケット購入済』の画面表示がされている。
「WEBチケット。3人分買っておいたから」
「早、もうお金払ったの?」とゆいが聞く。
「もちろん、事前購入。入場券売り場の前で順番待ち2時間なんていやでしょ」
ニコニコしている隆一は、嬉しそうである。
何だかそんな皆の笑顔が嬉しい。
その時、ふと、すばるの事がよぎる。
「ねえ、隆一くんさ。すばるも連れてきていい?」
「ああ、すばるちゃんね。いいけど、ゆいちゃんは、すばるって知らないでしょ?」
「すばるちゃんて夏音の友達でしょ。いいわよ」
「了解。じゃあ。すばるちゃんに連絡して、OKだったらチケット追加しておくよ」
「ありがと、隆一」
「友達っていいな」と思った瞬間だった。
試着室のカーテンを開ける。
「どう? ゆい。似合う?」
「おー、いけてるじゃん。似合うわー。どれどれ」
ゆいが手を伸ばしスカートをめくる。
「いやーん!」思わずスカートを抑える。
ああ、顔から火が出るほど超恥ずかしい。
何が恥ずかしいって思わず女子っぽい悲鳴を上げてしまったことが恥ずかしい。
「あー、かわいい。夏音ってかわいい」ゆいちゃんが笑いながら私を見てる。
「やめてよー。恥ずかしいじゃん」
カーテンを締めて慌てて着替える。
「開けないでね。脱いでるから」
「開けないわよ」
ああ、どうしよう。私にもこんな一面があたのか。自分でも再発見だった。
顔のほてりとドキドキが中々収まらない。
水着を手にしてレジに向かい買い物を済ませた。
隆一が売り場の向こうで水着を眺めながら立っている。
「よう! どう。決まった?」と隆一が私に聞いてくる。
「まあね。超ハイレグ」
「ウッソー、ホントかよ」
「うっそよ」
「ハイレグじゃないけど可愛いわよ期待してな」とゆいが言う。
「おお! いいね。ところでさ、今度の日曜。チケット取ったから。ほれ、これ見て」
隆一のスマホに『入場チケット購入済』の画面表示がされている。
「WEBチケット。3人分買っておいたから」
「早、もうお金払ったの?」とゆいが聞く。
「もちろん、事前購入。入場券売り場の前で順番待ち2時間なんていやでしょ」
ニコニコしている隆一は、嬉しそうである。
何だかそんな皆の笑顔が嬉しい。
その時、ふと、すばるの事がよぎる。
「ねえ、隆一くんさ。すばるも連れてきていい?」
「ああ、すばるちゃんね。いいけど、ゆいちゃんは、すばるって知らないでしょ?」
「すばるちゃんて夏音の友達でしょ。いいわよ」
「了解。じゃあ。すばるちゃんに連絡して、OKだったらチケット追加しておくよ」
「ありがと、隆一」
「友達っていいな」と思った瞬間だった。