インターセックス
第14章 発覚
こうして学校帰り白石さんたちと駅近のカラオケに行った。
夕方5時位だったろうか、外は、日が落ちかけていた。
カラオケルームは、5~6人位入れる部屋で天井にミラーボールが回っている。
白石さんとその友達2人でカラオケが始まった。
白石さん達は、ノリノリで歌を歌っている。
私は、どうしてもそんなノリになれない。
憂鬱な顔で見ていると白石さんが私にタンバリンを渡してくる。
「ちょっと、川谷さん暗いわよ。楽しもうよカラオケ。次、何か歌って」
「はあ、あの…… 話が」
「ああ、話ね。ちょっと待って。すぐ来るから」
「来る?」
何だ? 誰か来るのか? そう思っていると部屋のドアが開く。
入ってきたのは、川崎哲也だった。
「よー、おまたせ」
笑顔で手を振りながら入ってくる。
驚いた。また、こいつか。
白石さんの横に哲也が座る。
「よお、川谷。また会ったね。元気にしてたかい?」
「どういう事なの? まだ私を追い詰めたいの?」
「だってさ。決着ついてないじゃない。俺が一方的に悪い事になっちゃっててさ。お前の友達は、訳わかんない事言ってるし。はっきりさせたいんだよな。俺は」
「白石さん。哲也から聞いてるの? 私の事」
「聞いたわ。驚いたわ。アンタが男だったって聞いて」
「はあ? まだそんな事言ってるの。もう、それ以上言うと学校に言いますよ」
哲也が、苦笑いして私を見つめる。
「そりゃだめだな。今度は、退学になっちゃう」
「じゃあ、帰ります」
「おっと、このまま帰らせない。白石それ、見せてやりな」
そう言うと白石がポケットからスマホを取り出し画面を操作する。
その画面を私に見せる。
写っていたのは、女性の裸の写真。
それも、ゆいの全裸の写真だった。
驚いた。何でこんな写真をこいつらが持ってるんだ。
「どういう事?」
「この写真をばらまかれたくなかったら正直に言えよ。お前が男だって認めて白状しろよ」
動揺した。ゆいがまさかこんな写真を取られてるなんて。
「この写真。アンタが撮ったの?」
「ちがうよ、そんな事したらヤベーじゃん。それこそ退学じゃん。俺じゃねーし」
「じゃあ、どうしたのよこれ」
「言えねーな。それよりどうなんだよ。言う気になったのかよ?」
夕方5時位だったろうか、外は、日が落ちかけていた。
カラオケルームは、5~6人位入れる部屋で天井にミラーボールが回っている。
白石さんとその友達2人でカラオケが始まった。
白石さん達は、ノリノリで歌を歌っている。
私は、どうしてもそんなノリになれない。
憂鬱な顔で見ていると白石さんが私にタンバリンを渡してくる。
「ちょっと、川谷さん暗いわよ。楽しもうよカラオケ。次、何か歌って」
「はあ、あの…… 話が」
「ああ、話ね。ちょっと待って。すぐ来るから」
「来る?」
何だ? 誰か来るのか? そう思っていると部屋のドアが開く。
入ってきたのは、川崎哲也だった。
「よー、おまたせ」
笑顔で手を振りながら入ってくる。
驚いた。また、こいつか。
白石さんの横に哲也が座る。
「よお、川谷。また会ったね。元気にしてたかい?」
「どういう事なの? まだ私を追い詰めたいの?」
「だってさ。決着ついてないじゃない。俺が一方的に悪い事になっちゃっててさ。お前の友達は、訳わかんない事言ってるし。はっきりさせたいんだよな。俺は」
「白石さん。哲也から聞いてるの? 私の事」
「聞いたわ。驚いたわ。アンタが男だったって聞いて」
「はあ? まだそんな事言ってるの。もう、それ以上言うと学校に言いますよ」
哲也が、苦笑いして私を見つめる。
「そりゃだめだな。今度は、退学になっちゃう」
「じゃあ、帰ります」
「おっと、このまま帰らせない。白石それ、見せてやりな」
そう言うと白石がポケットからスマホを取り出し画面を操作する。
その画面を私に見せる。
写っていたのは、女性の裸の写真。
それも、ゆいの全裸の写真だった。
驚いた。何でこんな写真をこいつらが持ってるんだ。
「どういう事?」
「この写真をばらまかれたくなかったら正直に言えよ。お前が男だって認めて白状しろよ」
動揺した。ゆいがまさかこんな写真を取られてるなんて。
「この写真。アンタが撮ったの?」
「ちがうよ、そんな事したらヤベーじゃん。それこそ退学じゃん。俺じゃねーし」
「じゃあ、どうしたのよこれ」
「言えねーな。それよりどうなんだよ。言う気になったのかよ?」