逆ハー戦隊シャドウファイブ
第18章 18 ブラックシャドウの正体
彼らは私を取り囲み身体を心配したあと、ブラックシャドウの存在に気づく。帽子を深くかぶり、顔を見せない彼にレッドシャドウが言葉を発する。
「ブラックシャドウ。いや、黒彦。生きていたんだな」
「……」
「え? 黒彦? ブラックシャドウが?」
ホワイトとイエローが顔を見合わせている。
「え? 黒彦さんって確か……」
黒彦さんはシャドウファイブのメンバーの幼馴染で、一緒に外国で研究所で働いていたが、そこの事故により亡くなったはずの人だ。
「そうではないかと薄々感じていたんだが、さっきのタイルで確信を持った。これは昔、俺がお前にやったものだ」
ブルーは手のひらの中の星型のタイルを見せる。
「どうして、生きてたなら知らせてくれなかったんだ」
イエローの言葉に、ブラックシャドウが渇いた笑い声を発する。
「黒彦か……。その名は捨てた。お前らに裏切られてな」
「え? どういうことだ!」
レッドがブラックシャドウに詰め寄る。
「ふんっ。俺が生きているのを知っていながら、白々しいことを言うな」
「本当に生きてたなんて知らなかったんだ!」
「ああ、本当だ。誰一人……」
「どうなっているんですか?」
私には全く要領を得ない話で見えてこない。どういう経緯でこんなにこじれているのだろう。
「ブラックシャドウ。いや、黒彦。生きていたんだな」
「……」
「え? 黒彦? ブラックシャドウが?」
ホワイトとイエローが顔を見合わせている。
「え? 黒彦さんって確か……」
黒彦さんはシャドウファイブのメンバーの幼馴染で、一緒に外国で研究所で働いていたが、そこの事故により亡くなったはずの人だ。
「そうではないかと薄々感じていたんだが、さっきのタイルで確信を持った。これは昔、俺がお前にやったものだ」
ブルーは手のひらの中の星型のタイルを見せる。
「どうして、生きてたなら知らせてくれなかったんだ」
イエローの言葉に、ブラックシャドウが渇いた笑い声を発する。
「黒彦か……。その名は捨てた。お前らに裏切られてな」
「え? どういうことだ!」
レッドがブラックシャドウに詰め寄る。
「ふんっ。俺が生きているのを知っていながら、白々しいことを言うな」
「本当に生きてたなんて知らなかったんだ!」
「ああ、本当だ。誰一人……」
「どうなっているんですか?」
私には全く要領を得ない話で見えてこない。どういう経緯でこんなにこじれているのだろう。